6月4日(土)、東京武道館で、第18回全日本パラ空手道競技大会が開催されました。
旧大会名の「全日本障がい者空手道競技大会」が「パラ空手道競技大会」に改名され、
ルールや各カテゴリーの障害に応じての配慮もいくつか改定されました。
①形競技
これまでフラッグ制でしたが、点数制のトーナメント方式になりました。
自分の形演武のスコアが分かるようになりました。
②組手競技
組手の相手がいない場合、監督、コーチ又は引率者が相手となって、自由組手又は約束組手を行うようになりました。
③聴覚障害カテゴリー
コートにランプを設置し、「止め」を赤ランプ、「あとしばらく」を青ランプで示されるようになりました。
JDKF.空手道競技大会でも使われているランプが、パラ空手道競技大会でも導入されました。
④視覚障害カテゴリー
選手全員がアイマスクを使用されました。
障害の程度(全盲から視力弱)のハンディをなくすために条件を一律されるようになりました。
出場選手の中には、JDKF.会員もおり、
当大会でランプが使われるようになった事に対し、
「デフリンピックと同じように視覚的情報保障が配慮された空手大会がもっと広めたら嬉しい」と感想を伺いました。
国内で初めてランプが導入されたのは2018年の第1回JDKF.空手道競技大会でした。
「音声が見える空手道競技大会」の知名度も少しずつ上がり、
皆さまの応援と参加してくれた選手の皆さまのおかげで、ここまで継続することが出来ました。
今後もろう者空手道の普及発展に向けて取り組んで参りますので、
引き続き、皆さまのあたたかい応援をどうぞよろしくお願いいたします。
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