緊急事態宣言解除から2週間あけた10月9日(土)〜10日(日)に、
東京都北区の「滝野川会館」にて、
聞こえない・聞こえにくいデフジュニアアスリートのための
「デフジュニアアスリート育成プログラム」を開催しました。
空手の強化選手として日々稽古に励んでいるデフジュニアアスリート8名と、
その保護者が参加しました。
この2日間のプログラムでは、
未来のトップアスリートを目指すデフジュニア空手選手の育成につながる、
5つのプログラムを受講するために日帰り合宿のスタイルで行いました。
手話通訳および文字通訳を用意し、
アスリートとして必要なスポーツ知識を身につけ、
自ら意識を高めて日々の稽古に取り組んでもらうことや、
保護者も一緒に受講することで、親のサポートも子どもの競技力向上に貢献できることを
認識してもらうために実施しました。
「メンタルトレーニング」(久保田真広氏)
「医科学トレーニング」(豊嶋建広氏)
「コミュニケーション能力」(高橋朋子氏)
「スポーツ栄養学」(後藤優子氏)
「フィジカルトレーニング」(後藤優子氏)
といった5つのプログラムに、
それぞれの専門分野で活躍されている講師をお招きして、
座学だけでなく実技も含めたセミナーを行いました。
成長期に必要な食事や運動メニュー、
休養の取り方やメンタルとのつきあい方、
自身の身体のことやコミュニケーションの取り方など、
ジュニアアスリートにとって重要な知識や助言をそれぞれの講師がお話され、
受講生たちも真摯に取り組んでいる姿勢が伺えました。
最後の質疑応答では積極的で、
疑問に感じたことを素直に聞くことで、
よりプログラムの質を引き上げることができました。
最後のクロージングでは、
参加されたデフジュニアアスリート達の満面な笑顔が見られました。
ぜひ、学んだ事を家に持ち帰り、空手の現場でも生かしてくださいね。
最後に、このプログラムが充実な2日間となれたのは、
助成頂いたノエビアグリーン財団様をはじめ、スタッフ、情報保障に協力頂いた方々のご支援のおかげです。誠にありがとうございました!
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